2007年02月06日

もっと聞かせて





「セールスや勧誘などでは、一切ありません

ので、ご協力をお願いします!」




フウ〜


今日は、もうこれで何回、この言葉を

口にしたことだろう。



良夫(仮名)は腕時計を見る。

午後7時を回ったところだ。


よし、あと2件で1万円。

もうちょいだ。頑張るぞ〜





ここは、都心の一等地。

外資系・調査会社のコールセンターだ。


良夫の仕事は、一般家庭や企業に電話をかけて、

顧客満足度などの市場調査を行うこと。


調査は1件獲得で2000円。

完全歩合制である。




・・・




アタシは以前、

こんなセンターにいたことがあります。



クライアントは高級子供服ブランドや、

大手外資系銀行で、知名度は非常に高い。



仕事も純粋なアンケート調査で、

本当に、セールスでも勧誘でもない。



なのに、疑われるわ・怪しまれるわ(泣)



かくして、冒頭の枕ことばは、

連呼されるのでした。





ところが、です。

このコールセンターには、1人のスーパー・

オペレータがいました。



その種の電話発信で、常にダントツの

成績を誇る女の子。



アタシは、そのパフォーマンスの謎を、

ぜひ解き明かしたいと思いましたね。



で、あるときSV(スーパーバイザー)に

彼の意見を求めたんです。




彼はなんて言ったと思いますか?




彼女の秘訣。


それは、アナウンサーのような無色透明な

話し方にあると。




そうなんです。


へたな営業マンのように媚びた風でなく、

またギラギラした様子でなく、

外資特有の横柄な態度でもない。



声の調子はニュートラル。

話す内容は簡潔ていねい。

相手の質問にも一定のトーンは変わらない。



おそらく電話の相手は、

「その話(声)、もっと聞かせて」(笑)

って思うはず。





で、今日ふと思ったのは、

ネット上のビジネスでも、このスキルは

応用できるだろうかと。



入り口で、無視されず、警戒されず、

むしろ興味と好意をもってもらうためには、

どうしたらよいのか。



お客のメリットをうたいつつも、

無色透明で中立な感じを出すというと、

いったいどんな文章になるのか。





・・・う〜ん、


試行錯誤は続く。



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